Pianist Eiichiro Otsuka Official Site

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2009年12月

玉川学園の同窓生のためのクリスマス礼拝での演奏について、「玉川学園同窓会会報 80周年記念特別号」に掲載されました。

 

12月13日(日)、小原國芳先生の33回忌にあたるこの日、200余名の同窓生が礼拝堂に集い、同窓生のためのクリスマス礼拝をもちました。入り口には小原國芳先生ご夫妻のお写真が、舞台には燭台とクリスマスツリーが飾られクリスマス気分が盛り上がります。小原國芳先生がお好きだった聖句から始まった司式の菊池重雄先生の温かいお話に、小原國芳先生をご存知の卒業生も、全く知らない世代の卒業生も、深く胸を打たれました。  礼拝後、海外でも活躍のピアニスト大塚英一郎(高等93)さんのミニコンサートが行われました。礼拝堂に響きわたるリストやラフマニノフの繊細な曲に一同、一心に耳を傾けました。温かいお話、演奏に心も温かくなり、皆さま光輝く正門のクリスマスツリーを見ながら帰途につきました。

2008年12月

十和田市立中央病院での演奏について、「デーリー東北」(新聞)に掲載されました。

 

十和田市立新渡戸記念館主催のピアノリサイタルが二十一日夜、市立中央病院で開かれた。五月に同病院の新本館がオープンして以来、初の開催。川崎市在住のピアニスト大塚英一郎さんを招き、集まった入院患者や市民ら約百五十人が美しい旋律に聞き入った。同館の新渡戸常憲館長代理や同病院の蘆野吉和院長らが、院内に癒やしのひとときを提供しようと企画。新渡戸代理から演奏の依頼を受けた大塚さんが「病気やけがで苦しむ方々を元気付ける一助となれば」と快諾、リサイタルが実現した。
エントランスホールで行ったリサイタルでは、大塚さんが、モーツァルトやショパンなどの曲を披露。優美なメロディーが会場を包み、聴衆はうっとりした様子で聞き入っていた。

2007年7月

「音楽現代」7月号、「若きピアニストの注目株」に掲載されました。

 

~アメフトと野球で鍛えた健全な肉体と精神から、滝のように落とされるアルペッジョが男性的で非常に魅力的であるが、またその一方で想像もつかない程研ぎ澄まされた微かな音色を奏でる、次世代を担う若手ピアニストの一人である。~ (抜粋)

 

2005年10月

第12回翔の会定期演奏会での演奏について、「ムジカノーヴァ」10月号に掲載されました。

 

~桐朋学園からブカレスト音楽院修士課程を修了した大塚英一郎さんは情緒豊かなフランク=デムス編≪プレリュード、フーガと変奏≫を聴かせた。特に息長い旋律の歌わせ方がみごとで、美しいソノリテによるバス音とメロディとの均衡に優れた感性を聴かせた。~ (抜粋)

 

2005年4月

千葉県立長狭高校での演奏について、「房日新聞」に掲載されました。

 

~――離退任の先生送る名曲―― 県立長狭高校で、ピアニストの大塚英一郎さんを迎えてのピアノコンサートが開かれた。同校を離れていった教職員を送る離退任式にあわせて行われたもので、生徒や教員らは大塚さんの奏でる美しいメロディーに酔いしれた。毎年この時期に行っている離退任式にあわせ、本多利夫鴨川市長の紹介で行われたピアノリサイタル。今回、退職、転任していった15人の教職員を送るとともに、生徒たちにプロの演奏を聞いてもらおうと実現した。コンサートは離退任式に先立って行われ、大塚さんが自己紹介を兼ね留学していたルーマニアについてやピアノについての紹介のあと演奏に移った。大塚さんの弾くクラシックの美しいメロディーに生徒や教職員は静かに聞き入っていた。~ (抜粋)

2002年11月

第12回翔の会定期演奏会での演奏について、「ムジカノーヴァ」11月号に掲載されました。

 

~大塚のモーツァルトはヨーロッパの良き時代の響きを感じさせる。その音質は時としてグラスハープを彷彿とさせ、彼の感受性と俯瞰力の高さが窺える。バランス感覚、遠近感ともにコントロールされていた。~ (抜粋)